液晶タッチパネル検査装置


カーナビ修理後の機能確認用に製作

カーナビは、修理後に液晶タッチパネルの全部のボタンを押して動作をチェックする
タッチパネルは多層でボタンの数は多く、人手で全部をチェックするのはかなり大変なため、この装置を製作することになった

また、カーナビは猛暑から極寒まで使用されるため、動作チェックは幅広い温度帯を再現できるチェンバーの中で行なわれる

プッシャーはチェンバーの外に設置して、チェンバーの円窓 (ピザを8等分した形の薄いゴム板のカバー付き) から中に入れてカーナビの液晶タッチパネルを押す. しかし円窓の大きさは温度を逃がさないために液晶タッチパネルよりかなり小さくなっている.

そこで、この装置はプッシャーのアームを円窓より小さく折りたたんでチェンバーに入れ、内部で伸ばすことにより液晶タッチパネルの押す範囲をカバーした.

円窓が直径105mmなら、壁の向こう側では直径140mmの範囲を押すことが可能.

円窓の向こう側にある液晶画面を押せるように、首長タイプになっている.